2010年10月18日
やったぜ チビッ子戦士たち!
エコパカップ第9回静岡県キッズ8人制サッカーフェスティバル
東部地区からは7チームしか参加できない貴重な大会なので今春から楽しみにしていた大会です
U-7 ・ U-8 ・ U-9 の各カテゴリーが それぞれ24チーム ( 合計72チーム )
1グループに4チーム ・ 6ブロックに分かれてリーグ戦が行われ
グーループリーグごとに優勝チームが決まるという方式
朝6:00に出発し途中サービスエリアで休憩!
予定の時間より少し遅く到着してしまいましたが 受付・集合にはまだ時間がある
まずまずのスタートだ
エコパスタジアムの前で記念撮影を カシャ!
色んな色のユニホームを着た選手たちが大勢集まってきました
開会式では入場行進、国歌演奏、主催者挨拶、来賓挨拶、来賓紹介、選手宣誓、参加賞授与
小学生の低学年で行われる大会としては 「 至れり尽くせり 」 のもてなしに あっぱれ!
開会式会場から試合グランドに移動して試合開始までの時間が35分足らず・・・
( 忙しないな~ ) と思いながらも第一試合が始まる
・・・・・・・・・・・・
相手は中部地区の強豪クラブチーム
キックオフまで気づかなかったのですが 選手たちはガッチガチ ・・・
( あいつら緊張で固まってる )
“ ピー ” の音から約1分で また “ピ~!” 早々に失点してしまった
固まった顔から今度は血の気まで引いてきてる?
全員の表情が ひきつってきているのが 離れて見ててもわかるぐらいだ
( マジ!? あいつらヤバいじゃん! )
そんな事言ってるうちにまた失点・・・
「 お~いみんな~ 笑顔が無いぞ~! 笑顔・笑顔
失点なんて気にするな!2点ぐらい返せるよ。いつもの事じゃん 心配するな 」
そんな声はまったく聞こえていない様子だ
前半にもう1点取られてしまい3失点でハーフタイムを迎えた
「 どうした? 緊張してる? 」
「 何だよ お前ららしくないぞ! 遠くまで来て強いチームと出来るんだから楽しもうよ
大丈夫だよ まだまだ自分達のできる事はイッパイ有るじゃん 」
「 笑え!笑え! スマイル・スマイル! 」
「 チャレンジを忘れてるぞ 強いチームにどれだけ通用するか試してこいよ
パス・ドリブル・シュート 色んな事やってこようぜ 」
「 よ~し グランドに入る前に“ 前まわり ”してから入ろう 」
ゴロン ・ ゴロン と周りながら入って行く選手達に少しだけ笑顔が戻ったけど
それでもいつもの奴らじゃない
結局 0-5 で大敗してしまった・・・
( これが東部と他の地区の違いか? とても歯が立たないのかよ・・・ )
な~んて私が考える事などまったく無く
「 上手だったな~! 早かったな~! 体の当たりなんて半端無かったよな! 」
「 君達がもっと強くなるには このレベルの試合が普通だと思ってないとダメだな 」
「 来年までに出来るようになる? 半年後? 1ヶ月後? それとも来週? 」
「 次の試合でこの経験を生かすことは出来るかな? 」
『 うん 絶対勝ちたいから頑張る 』
「 ずっとこの大会が目標だと言ってきたけど これからの目標は“しんきんカップ”だ 」
「 しんきんカップで県大会に出るための出発が今日なんだぞ 」
「 何が自分達に足りないのかを確りわかる為にも今日は精一杯のプレーでチャレンジしよう 」
『 ハイ 』
だいぶリラックスして笑顔が戻ってきた
・・・・・・・・・・・・
第二試合は西部の歴史あるチーム
試合が始まると 第一試合とは全く違った 青い戦士達が イキイキと動き回っている
( ヨシヨシ 良いじゃん これからが本番だ )
前半2年生エースが得点を決めてくれた 「 OKOK サンキュ~ 」
前半を 1-0 で折りかえす
ハーフタイムではいつもの 悪ガキ大将面 がイッパイあった
「 みんなにお願いがあるんだ 〇〇がまだ今日試合に出てないんだよ
あと1点入れてくれたら〇〇を出してあげられるので頑張ってきてくれる? 」
『 1点でいいの? 俺入れて来るから準備しててよ 』
頼もしい言葉を聞いて 私がひっくり返ると選手たちは大笑い
3分経過したあたりで約束の追加点を 約束した選手が入れてくれた
さあ 出番だと 2年生の選手 出場!
ハラハラ・ドキドキ の第二試合は 2-0 でようやく勝てた!
相手は決して弱いチームではない もう一回やったら負けちゃうかもしれない
それくらいレベルが高い試合が続く
「 よっしゃ~ これでまだ望みはあるぞ 」
『 何の?? 』 「 優勝だよ 」 『 マジマジ!? 』 『 まだ優勝できるの 』
「 できるさ 絶対無理じゃないんだから 絶対に諦めるな 」
「 朝 配ったスケジュールの裏に書いてあった言葉を覚えてる? 」
「 Let's enjoy this moment now Never give it up 」
「 今この瞬間を楽しもう 絶対に諦めるな 」
「 最後の最後までボールを追い続け 1点でも多く取りに行こう 」
『 ハイ 』
選手たちがやりたいプレーを精一杯楽しくチャレンジできればいいと思っているので
このチームに作戦らしい作戦はありません
・・・・・・・・・・・・
第三試合の相手は既に2勝している中西部のチーム
そうなんです
このチームが2勝していると言う事は わがチームが負けた相手はこのチームに負けたのです
と言う事はこのチームが2勝 ウチともう一チームが1勝1敗
この試合に勝てば2勝1敗同士で横並び状態 あとは得失点差も関係ない 抽選となる
選手たちにはその事を既に知らせてあったので ボルテージは最高潮!
試合では また先に失点してしまった
でもこのチームはいつも失点してからが違うんです
何度も2~3点差をひっくり返してきたので 強いチームでも1点なら大丈夫!
選手たちはもう切り替わっているようだ
一進一退の攻防が続き ようやく同点に追いついた
さあ勝負はここからだ
後半も作戦なんてない 自分達のできる事を精一杯やるだけ
10分ハーフの9分が過ぎたころ またまた2年生エースが決めてくれた
逆転! 残り時間もあと1分
もう自分でも何を言っているのか分からなかった
ピ~っ ピピ~ !
試合終了のホイッスルが鳴り響き 2-1 で勝利
「 Nice Game 」 と言うと 審判からも 「 Nice Game 」 と言われた
みんなを向かえるまでの時間 ようやく我に返ってみると 喉が“ ガラガラ”
コーチらしからぬ行動で声をつぶしてしまったらしい
( こんな姿をチームの代表に見せたら絶対に怒られてしまう )
・・・・・・・・・・・・
結果を待つ間にクールダウンをしていると私が呼ばれている
( ??? )
抽選なので 本部まで来るようにとのこと
( エッ? 俺が引くの? キャプテンじゃないの? )
本部ではもう他の2チームが待っていた
ジャンケンで順番を決め カードを引き 1番が出れば優勝!
ジャンケンで勝ち カードを引き 「 せ~の 」 でひっくり返すと ①
「 よっしゃ 」 と つい声が出てしまった
コートの向うではチームの人たちが心配そうに見ている
腕で大きく 〇 をだすと 「 ウォ~ キャ~ 」 の 大歓声!!
それからは ただただ 選手達に感謝でした
第一試合で大敗した 3年生5人 ・ 2年生7人が 最後まで諦めず 強いチームに立ち向かい
結果を出してくれたおかげで こんなに良い思いをさせてもらったのです
きっとウチに勝ったチームは悔しかったと思う
でも もしウチが最後に負けていたら そのチームも2位が決定だったので
最後まで分からなくなったのは ウチのおかげだと納得してもらうしかないでしょう!
とにかく 最悪のスタートから 最高の結末まで 色んな事があった
とても忙しなくて 昼も食べたのかどうかわからない
でも 本当に 最高な1日だった
最後に ( よく涙が出なかったな~ )
Posted by Three Island’s at 19:59│Comments(0)
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